”パッケージで遊ぶ”の原点
こんにちは。清水です。
朝晩の気温が安定しないので
体調管理が難しいですが、風邪などひかないように
6月も元気に乗り切りたいですね!
さてさて僕の会社は日々お菓子の缶をつくっていますが、
そのほとんどはお菓子メーカーさんや洋菓子店さんの
オーダーメイドの缶、つまり注文通りの缶をつくる仕事です。
お客さまのアイデアをカタチにするという素敵な仕事ですが、
自分たちのつくりたいモノはつくれないという側面もあります。
そんな状況の中で新しい一歩を踏み出したい
持っている技術と自由な発想で
僕たちにしかつくれないおもしろい缶をつくりたい!
との思いで最初に取り組んだのが
2011年に創ったクリスマスの缶です。
ただ、
おもしろい缶をつくりたい!っていう想いはあったものの
普段の缶の企画はお客さまから頂いていたので、
いざつくるとなると どんな缶をつくっていいか分からないという
情けない状況でした。
新しい”視点”
でも、そんな時 タイミングよく
デザイン会社さんと知り合うことができ、
打ち合わせの中で出たのが
”パッケージで遊ぶ”という”視点”でした。
正直、そんなこと考えたこともなかったのですが、
デザイナーさんの
「クリスマスの日にお母さんと子供がお菓子を食べながら
コミュニケーションを取るきっかけになる缶をつくりましょう」
という提案に心が動かされました。
パッケージをつくるのではなく、
親子の素敵な時間をつくる…
この時に得たパッケージで遊ぶという視点は
今 僕のモノづくりに対する重要な視点の一つになっています。
こうして出来上がった
描かれたイラストからサンタを探す ”遊び” がデザインされた
『みつけてサンタ缶』は毎年 洋菓子店さんから
たくさんの注文を頂きお菓子を手に取る人を楽しませています。
この缶を見るたび、
僕たち缶屋はただ綺麗な缶を届けているのではなく
誰かと誰かのコミュニケーションのきっかけを届けている…
そんなことを思い出します。
『モノやサービスには届けている体験があるんだよ。』
僕のマーケティングの師匠である
藤村正宏先生のエクスペリエンスマーケティングの考え方を胸に
世の中にモノづくりで素敵な体験を届け続けていこうと思います。
ブログを見に来てくれてありがとう!
自分たちの届けている体験を知ることで
モノづくりが研ぎ澄まされていくんだと思います♪
ではではまた!
この記事を書いた人

- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
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