ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語 第12話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

やってきました、週一 更新の 連続ブログ小説 『ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語』 ・・・

って、先週日曜日に更新するの忘れてた――――――――っ！！

自分で ”週一宣言” しといて、ウッカリ更新し忘れててビックリしました（笑）。

ということで、気を取り直して早速どうぞ！！

ココまでのお話はコチラ！！
第1話　第2話　第3話
第4話　第5話　第6話
第7話　第8話　第9話
第10話 第11話

大阪デザインセンターへ足を踏み入れた僕

センターへ着いて受付に担当の人を呼んでもらうと、いかにも真面目そうな メガネをかけた線の細い４０歳代の男の人が奥の部屋から現れました。

メガネの男性：

『遠いところありがとうございます。では早速お話を聞かせていただけますか？』

そう声をかけられた僕は、ココに来た経緯を話し出しました。

僕の会社が今までやってきた仕事のこと、洋菓子店のオーナーさんが喜ぶ缶を創りたいということ、自分たちには ”デザインするチカラ” がないことなど、いろんな話をしました。

僕が話している間、相手の男の人は少し身を乗り出して 真剣な目で話を聞いてくれ、お互いに話の行き違いが無いように、要望や疑問をぶつけあいました。

一通り話が終わると男の人は要点を短くまとめて

『では、また後日こちらでピックアップしたデザイン会社さんを紹介させて頂きますね。』

と言い、後日連絡をもらう約束をして 僕はデザインセンターを後にしました。

～それから一週間後～

メガネの男性から連絡がありました。

メガネの男性：

『A社、B社、C社、D社、の４社をご紹介しますので、あとは先方と面談の上で仕事のパートナーを決めて頂ければ良いかと思います。』

僕：

『め、面談ですか！？えっ？どうやって決めたらいいんですかっ！？』

メガネの男性：

『それはもうお任せします。先方の実績などを見ながら、実際に担当者に会って決められたらいいんじゃないでしょうか。』

僕：

『は、はあ・・・。』

メガネの男性：

『良いパートナーが見つかるといいですね。それでは失礼致します。』

ガチャッ！・・・

ツー　ツー　ツー　

・・・

・・・

唐突に切られた電話口で 呆然となる僕。

かくして僕の新たな挑戦、『 デザイナーさん探し 』 が始まったのでした。

第13話につづく・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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