ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語り 第17話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

今日はフットサルの試合に負けてしまい、悔しい思いをしました。年々体力が落ちていく中、もっと効果的なサプリメントを購入しなければと思っています。って、あ、僕がパフォーマンスの低下をサプリメントで解決しようとしている残念な話はホントどーでもよかったですね。

さてさて、お待たせしております。『日曜の夜はココのコレッ！！』 ということで、読んでる人は読んでる 読んでない人は読んでない 日曜日にだけ更新される幻のブログをお楽しみください。

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想いを形にする缶づくりがスタート

いよいよ洋菓子店さんを喜ばせるための缶づくりがスタートしました。

カッコイイおっさんデザイナーさんの素晴らしい提案のおかげで、僕の中では洋菓子店さんのお役に立つ缶ができそうな予感がしまくっていました。

まず取り掛かったのはサンタ探しのクリスマス缶。

一人ひとり丁寧に描かれたクリスマスの街の風景が缶に印刷されていきます。

僕：

『ツリーの飾りは金属の光沢で表現した方が綺麗ですよ！』

カッコイイおっさんデザイナーさん：

『いや、ソコだけが金属光沢だとそんなに目を引かないんでツリーの周りの道路にも光沢を出してみましょう。』

僕：

『缶の印刷は紙と違って色が沈むんでそれを踏まえて色出しを考えないといけないんですよ！』

カッコイイおっさんデザイナーさん：

『じゃあ、この蓋の赤はもっと強めの赤にしないといけないですね。』

僕は今までの経験を元にした缶づくりのノウハウを、デザイナーさんは人の心を動かすアイデアを、それぞれが持つ”最大限デキること”を持ち寄り、意見をぶつけ合って少しずつ缶がカタチ作られていきました。

次に取り掛かったのは、バレンタイン用の友チョコ用の缶。

金髪美女デザイナーさん：

『缶の蓋に凹凸をつけて立体的に表現したいんです。』

僕：

『見本のブローチを金型の彫師さんに見てもらいながら進めましょう！』

金髪美女デザイナーさん：

『ケーキのホイップクリームがうまく表現できてないです。もっとシャープに凹凸をつけられないですか？』

僕：

『やり直しましょう！もう一回 彫刻会社さんに行ってイメージを確認して進めます！』

表現の変更、彫刻のやり直し、いろんな試行錯誤を続けて完成に近づいていきました。

デザイナーさんの力を借りながらですが、初めて自分たちで創ったデザイン缶。

自信はあるけれど果たして本当に洋菓子店さんで受け入れてもらえるのだろうか・・・。

そんな期待と不安が入り交じり確信が持てないでいた時、一緒にこの缶づくりを進めていた会社の先輩が声をかけてくれました。

会社の先輩：

『僕の知り合いに洋菓子店やってるとこがあるから試しに反応聞いてみよかぁ？』

僕：

『えっ！マジっすか！？いや、是非お願いします！！！』

こうして ひとまず出来上がったデザイン缶を持って、僕は先輩と一緒に知り合いの洋菓子店さんへ反応を確かめに行くこととなったのでした。

第18話に続く・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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