缶のまわりのこと
お菓子のミカタの菓子缶をご使用いただいている洋菓子店さまの声や
缶にまつわるあれこれをご紹介します。
>お客様の声2024-09-20
Patisserie Himawari(埼玉/川口市)
Himawariのように、みんなに愛されるスイーツを。
埼玉県川口市にお店を構え、地元のお客様に愛され続けいているパティスリーヒマワリさん。
インタビュー中に清水社長と同い年なことも発覚したオーナーシェフの佐藤さんにお話を伺ってました。
清水社長(以下:し)
佐藤シェフ(以下:さ)
独立したきっかけは?
し:お店をオープンされる前は どこで働かれていたんですか?
さ:出身は山形で、専門学校の進学時に関東へ出てきてからは、 お菓子屋さんやレストランで勤務してました。独立したいとは 元々思ってました。33歳でこのお店をオープンしたんですけど、 開業する前に働いてたレストラ ンの、お菓子を作っていたセントラルキッチンを閉めることに なったらしくて「冷凍庫とか機材とか欲しい?」と声をかけてもらって「欲しいです。」と。それでこの機会に独立しようと思いました。例えば冷凍庫も普通に買ったら600〜700万するんですけど「2万でいいよ」と言われて。笑
し:それは結構浮きますね!
さ:そうそう、だからこの機会にやらないとできないなと。川口市は特に縁もゆかりもない場所だったんですけど、物件を探していた時にちょうどこの辺りにケーキ屋さんがなかったので選びました。
し:独立して15年目ですが、お店はどうですか?
さ:うちは20時まで営業で、夕方もケーキを追加してます。従業員があまりいなかった時期はあまり作れず、15時とか16時に はケーキが無くなってて。感覚的に「これはお客さん減るだろうな」と。夕方に店に来てケーキがなかったらお客さんは「あそこの店は夕方行ってもケーキないからもう行かない」ってなるんですよ。従業員が入ってから夕方もケーキを追加するようにしたんですが、やっぱりその年は売上が減りましたね。コロナ禍の「おうち時間」の増加でまたお客さんが戻ってきたので夕方もケーキを追加し続けたら売上が伸びました。
し:ロスの問題もあるし悩ましいところですよね。
さ:もちろんロスは少ない方が いいですけど、あんまりロスばかり気にしててもお客さん減っちゃうので。その日にうまい具合に追加していければいいかな。
オリジナル缶について
し:コロナ禍の「おうち時間」の増加で、ネットショップ販売で売上が上がったお菓子屋さんも多かったみたいですね。
さ:その時も、お菓子のミカタ缶は人気でしたね。お菓子のミカタ缶を取り扱ったタイミングでネットショップも始めました。
し:ネットショップ販売で缶を使っていただけることも多いですね。そんな中、オリジナル缶を作っていただきましたよね!
さ:他店の発信を見ていて、オリジナル缶いいな〜って思ってたんです。でも実際どんな缶を作っていいか分かんなくて…例 えばお店のロゴにひまわりの花をあしらっただけだと面白くないな〜って。笑
ある日、X(旧Twitter)を見ていたら、大人気イラストレーターのとあるお茶さんの絵を見かけて「この方が絵を描いてくれたらオリジナル缶作ってみようかな」と思いメッセージを送ったらご承諾いただけて!…言ってみるもんだなあと。笑
し:缶はパッケージですけど、 お菓子と一緒にいろんなところに届きますよね。お店のファンの方が買われて広がったりとか とあるお茶さんのファンが缶がきっかけでお店を知るとか。作家さんとやると新しい出会いが生まれますよね。
さ:オリジナル缶のサイズで参考にしたのはネコとリス缶です。クッキーの量をいっぱい入れたかったので、ネコとリス缶よりも缶の胴を1センチ高くしてます。高さの分クッキーが数枚多く入ったところで原価的にはそんなに変わらないので、満足感が出るようにしました。値段は 3,000円代後半で売りたかったので「この値段出してこれだけしか入ってない」とお客さんにガッカリされたら終わりなんで。
し:それに手を出してもらいやすくするための、オリジナル缶ですよね。催事とかは出られるんですか?
さ:オリジナル缶もあったので 横浜のSOGOのクッキー博覧会 に出ました。ブースのとあるお茶さん色が強くて、設置してから「これお茶さんの店じゃね?」となりました。笑
今後の展望について
し:今後やってみたいことはありますか?
さ:そうですね、もうちょっとネットショップでの販売を充実させたいな。今は焼き菓子メインでやってますけど、冷凍のバスクチーズとかそういうアイテムを増やしたり。店舗展開とかはケーキ屋では考えてないですけど、ちょっとできたらいいなと思ってるのはとあるお茶さんのカフェ!楽しいかなって。
し:すごい、それはめっちゃ人来そうですよね!
さ:場所選びとかは重要そうですね。緑が近くにあるような感じのところでやれたらなって。例えばコースターとかもお茶さんデザインの絵にするとか、お茶しながら絵を買えるギャラリーカフェみたいにするとか。
し:やりたいことがあるとモチベーションに繋がりますよね!
さ:だんだんいい年になってきたので…やるなら早い内にやっとかないと。笑
し:10年何かをするってなるとエネルギーを注げる時間もあまりないじゃないですか。最終的には好きなことしながら生きていきたいですよね。
お忙しい中取材のご協力、本当にありがとうございました!
今回お話をお伺いしたのは...
PROFILE
Patisserie Himawari
- ADDRESS
- 〒332-0017 埼玉県川口市栄町2丁目1−11 ブランズ川口栄町パークフロント 105
- TEL
- 048-229-1304
- OPEN
- 10:00〜20:00(月曜定休)
- WEB
- https://www.patisserie-himawari.jp