新しいモノゴトはきっと人間の想いから始まるのだ
公開日:
:
お客さまの紹介, お菓子の缶のこと, モノづくりのはなし, 思うこと, 日々のはなし お菓子の缶, お菓子パッケージ, パッケージデザイン, ビジネス, 事業継承, 商品企画, 商品開発, 洋菓子パッケージ, 洋菓子店の販促, 缶メーカー, 考え方, 製造業
こんにちは。お菓子のミカタ代表の清水です。
ここ最近、僕たちの仕事である洋菓子店さん向けのお菓子の缶SHOP お菓子のミカタ が、テレビやSNS、リアル店舗でもたくさんの方たちに注目頂きありがたい限りです。
このお菓子のミカタの仕事、今でこそいろんなメディアで取り上げてもらえるようになりましたが、はじめた頃は全然見向きもされず、そもそも世の中にないサービスだったのでWeb検索も誰もしてくれず、ひたすらニュースレターと僕のSNSで発信する日々でした。
スタートした2014年はお客さま0
お菓子のミカタがスタートしたのは2014年。
その頃 お客さま0でしたが5年間かけてコツコツ発信を積み重ねて、今では600店舗を超えるお客さまに デザイン缶や無地缶を利用してもらえるようになりました。
昨日今日できたものじゃなく、何気にコツコツ黙々とやってきました(笑)
そんなお菓子のミカタですが、生まれたきっかけはたった一人の菓子職人さんとの出会いでした。
自分の親の会社に入って なんとか売上をあげようと、飛び込み営業でお邪魔したお店で「オリジナル缶つくりませんか?3,000缶からつくれます!どうですか!?」と、自分の会社の売上のことばっかり考えて身勝手な提案を吹いて回ってた僕に、「缶は好きで使ってみたいけど、僕にはまだ3,000缶は重荷なのでお店をもっと大きくしたら注文させてもらうよ。」と優しく言ってくれたオーナーさんがいました。
風当たりの厳しい飛び込み営業の中で優しく諭すように言葉をかけてくれたオーナーさんに対して、相手のことも考えずに自分本位に売り込みをしていた自分をひたすら反省しました。
そしていつかそのオーナーさんに僕のつくった缶を気軽に使ってもらって、なおかつお菓子の商品開発や集客のきっかけになるお手伝いがしたいと思うようになりました。
▼この3つの缶から全てが始まりました。
それが確か2008年くらいだったかな。
そこから「お菓子屋さんに喜ばれる気軽に使える缶ってなんだろう?」っていうことを考えながら試行錯誤の末、僕たち缶メーカーが開発と在庫リスクを自分たちで責任持って抱えて、そこから50缶という比較的少ない数量から買える”お菓子のミカタの缶”が生まれました。
人への想いを仕事に込める
「売りたい!売りたい!」と思ってた頃は一つも上手くいかなかったけど、「あのオーナーさんの役に立ちたい!」と思ってつくった缶は僕らの想像を超える力強さで広がりたくさんの菓子職人さんとの素敵なご縁を生み出してくれました。
最初から狙ったものではなく結果論ですが、新しいモノゴトが広がるのはやっぱりそこに ”人への想い” があるのかどうかに尽きるのだと僕は思います。
自分本位のモノゴトは、相手に想いを馳せたモノゴトには叶わないのだと。
生み出したモノゴトに想いを込めたからこそ、そこに共感してくれたお菓子屋さんたちからも想いを返してもらっています。
お菓子屋さんから「缶が役に立っています。ありがとう。」
僕からも「いつも使って頂いてありがとうございます。」
そういう相互の感謝の気持ちは強い絆のようになって、僕たち(僕たち缶屋とお菓子屋さん)をさらに高く強く上へ上へと押し上げてくれているように感じます。
▼特にお菓子屋さん同士のご縁がつながったりするのは最高です♪
いらっしゃいました~♪わぁ、うちのお店にくるとやっぱり大きい!笑お疲れの所のはずですが。遠路遙々リビエールの西さん!!只今男同士の歓談中。 pic.twitter.com/PyahKw7yxy
— 柳珠美·パティスリータマミィーユ (@tamamille) 2019年3月8日
ここ最近たくさんのお菓子屋さんとつながり、つながったお菓子屋さんと言葉を交わすたび、この人たちのためにもっと役に立つ仕事をしたいなって強く思うようになりました。
5年先も何が起こるか分からない激変の時代。
この先何をすべきかなんて決まってないしイマイチわからないけど、この「この人のために」って想いがまた新しいモノゴトを生み出すヒントを見せてくれるのだと信じています。
相変わらず途中から何書いてるかフラフラしましたが(笑)、『新しいモノゴトはきっと人間の想いから始まるのだ!』ってお話でした。
これからも想いを込めて仕事しよう。
目には見えないけれど、それはきっと大切なことだと思うから。
しみを
お伝えしたいことは以上です♪
ではではまた!!
ちなみに…
昔書いた39話にものぼる壮大な「お菓子のミカタ誕生秘話」はコチラからどうぞ。
↓↓↓
この記事を書いた人
- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
- お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
- お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
- おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
- Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ
関連記事
-
その人が何者なのかは、SNSが教えてくれる
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 昨日、夜遅くまでマンガを読んでいたんで、この
-
唯一無二的な存在になるために必要な意外と簡単な考え方
こんにちは!お菓子のミカタの清水です。 独自化って言われても… 独自化!とか
-
僕たちの仕事はモノをつくるだけじゃない
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 今日は朝から仕事でお世話になっている方々とゴ
-
やってみないと見えない景色ってあるのだと実感した一年
こんにちは!お菓子のミカタ社長の清水です。 「こう見えて社長です!」って言ったらホントにびっく
-
人生初のサポート講師(見習い)を終えて
どーも!お菓子の缶屋さんやってます清水です。 ドイツから帰ってきた翌日からノンストップな雰囲気
-
お菓子の缶工場の休日出勤に思うこと
こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 今日は朝からフットサルチームの公式戦の最終戦
-
「誰かのために」が「あの人のために」になるように
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 寒いのが苦手です。って、あ、暑いのも苦手なん
-
デザインとは、「誰かを想う」ということ
こんにちは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。 朝起きたら、声がガラガラでした。って、あ、昨
- PREV
- お菓子のミカタ ポップアップイベントを終えて
- NEXT
- 洋菓子店さんのファンを生むお手伝い