我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ
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こんにちは!お菓子のミカタの社長の清水です。
Twitterがバズっておりました
ここ数日、僕のTwitterの投稿がバズりにバズって、ツイート&リツイート祭が起こっていてそろそろ落ち着いてきたのでキーボードを叩いてみました。
いや、ホントにスゴかった。
▼2月7日の僕のツイート
大手中堅 菓子メーカーの缶をつくり続けてきた。
菓子メーカーの名前が全面に出るため、僕らの名前は誰にも知られることがない黒子のような存在だった。
創業から70年が経ち、SNSのおかげも相まって、今では「お菓子のミカタの缶」と認識してもらえるようになった。
いつも応援ありがとうございます。 pic.twitter.com/lK9Wq88tEA— 清水しみを お菓子のミカタのフツー社長 (@shimizuman15) February 7, 2020
驚愕の1.8万RT & 6.2万いいね
▼その後のツイートも勢いに乗って
創業から70年 お菓子の缶をつくり続けてきた僕らが、缶を手にとってくれる人のテンションを上げるモノをつくろうと、夢と技術と想いをモリモリに詰め込んだ缶たちがコチラになります。
自分たちが良いと思うモノをつくる!
それをやり続けると、誰にも真似できない唯一無二の存在になれると実感する。 pic.twitter.com/UVk0IqHljm— 清水しみを お菓子のミカタのフツー社長 (@shimizuman15) February 7, 2020
8千RT & 3.2万いいね
▼おかげさまでフォロワーさんの数も増えました
2月7日のフォロワー数がは8,500人でした。。。
7,000人も増えたよぉーーーーーーーーっ!!!
ちょっとキンチョーするよぉーーーーーーーーっ!!!
今後のツイートは慎重にいきたいと思います(ウソ)
いや、なんていうかビックリしたのは当然ですけど、メチャクチャ嬉しくて。
思えば12年前
とあるお菓子屋さんに飛び込み営業に行って、相手のことを一切考えずに「うちの会社だと3,000個っていう小ロットでオリジナル缶がつくれるんですよ!どうですか!!」ってメチャクチャなこと言ってました。
1店舗のお菓子屋さんに対して、開発費用などの初期投資と売れるか売れないか確信が持てない缶の在庫3,000個をうちでつくりませんか?って初対面で言ってました。ホントに未熟やったなと、今では反省してます。
そんな訳の分からない缶メーカーの若造にそのお店のオーナーさんは「僕は缶というパッケージが好きなんやけど、やっぱり3,000個は多い。僕の店がもっと大きくなって缶を扱えるようになったら清水くんのところにお願いするよ。」って言ってくれました。
「忙しいから帰って!」って言われて、店から追い出されてもおかしくないのに、そのオーナーさんは真摯に優しく言葉をかけてくれて、会社に帰りながら物凄くその言葉が沁みたのを覚えてます。
相手のことを考えない無責任で自分中心の仕事の押し売りやったなと。
その日から色々と試行錯誤を繰り返しながら、2014年に缶のデザインや試作&金型などの開発費と缶の在庫リスクを僕たち缶メーカーが抱えて、可愛くて素敵なお菓子の缶を50缶ずつお菓子屋さんに販売する「お菓子のミカタ」っていう仕事が生まれました。
可愛くて素敵な缶にお菓子を入れて売ってもらえたら、缶を目当てに買ったけど お菓子も美味しくてお店のファンになる人も生まれるんじゃないかと思ったし、ファンが増えることでお菓子屋さんの人たちにも喜んでもらえるはず!って信じて、取りつかれたように缶をつくってきました(笑)
▼取りつかれたようにつくった缶たち(笑)
最近はそんな僕らの缶たちが「お菓子のミカタの缶」と認識してもらえてきて、嬉しいのと感謝の気持ちを込めて、何の気なしにつぶやいたことがたくさんの人に広がっていき、「持ってます!」とか「空になっても大事に使ってます!」とか「可愛くて素敵です!」とか…。
フォロワーのみんな、なんなん…。大好きやわ。
僕の仕事でたくさんの人に喜んでもらってたのが実感できて嬉しかったし、何よりもっと嬉しかったのが、ツイートを見てお菓子屋さんにお菓子を買いに行ってくれたり、ネットショップで購入してくれたりして、お菓子屋さんからも「催事にTwitter見た方が来てくれて売れました!」とか「ネットショップに注文いっぱい来て助かります!」とか「清水さんのおかげで売れてます!」とか…
お菓子屋さんのみんな、なんなん…。大好きやわ。
あ、すいません。大好きな人に囲まれて43歳会社社長は幸せです。
ホントにありがとうございます!!
で、何の話でしたっけ?(笑)
何の話してたか本気で忘れそうになってましたが、6年前に夢みてたようなお菓子を手に取ってくれる人も、お菓子を一生懸命つくってる人も、そして缶をつくっている僕も、みんなで喜び合える素敵な仕事が目の前にあって感動した次第です。
なんか、ずっとお菓子の缶をつくり続けているんですが、僕らの仕事はただのブリキの箱をつくっているんじゃないんやなぁって実感します。缶というブリキの箱を通じて、「縁ある人たちに喜んでもらう 感動してもらう」そういうことが僕らの仕事の本質なんやろうなと思うワケです。
そういう意味では製造業じゃないのかもしれない。いや、やっぱり製造業か(笑)
まあでも、そういう誰かがつくった変な枠にとらわれないように仕事していこう思います。
最後に、ここ数日の間に たくさんの人の喜びや優しさみたいなものを見せてもらえて本当に嬉しかったし、まだまだ僕たちは知られていないってこともわかって、いろいろと励みになりました。
ひとまず今日までがんばってきてよかったなって思えたし、この先も応援してくれる人や縁ある人たちにさらに喜んでもらえる仕事を積み上げていきたいと思ってます。
引き続きがんばります!!!
あと、全国放送のテレビに出たい(ボソッ)
お伝えしたいことは以上です。
ではではまた(笑)
この記事を書いた人
- 東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。
- お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
- お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
- おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
- Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ
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