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缶をデザインする時に大切にしたい”購入者の声”

こんばんは!菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

今日も朝から家族で堺の方まで遊びに行ったり、夜はフットサルチームの練習試合だったりと、休みなのに休みじゃない一日を過ごしました。不思議とあんまり疲れてないのは、やらされてるんじゃなくて、自分がやりたいことをやってるからなんやろうなぁと思ったりします。って、僕の軽過ぎる気付きは どーでもいいですね(笑)

 

缶を利用する時に
知っておきたい大事なこと

さてさて、オリジナルでお菓子の缶をつくったり、既製の缶を利用する時に大事なことは、お菓子メーカーさんや洋菓子店さんが『お菓子の缶は、再利用してもらえるパッケージ』だと認識しているかどうかです。ご存知の方も多いとは思いますが、念のためお伝えしておくと、缶はスチール(鉄)でつくられていて、中身のお菓子がなくなった後も、家庭で再利用してもらえるパッケージなんです。

あ、知ってますよね、そんなこと。裁縫道具やクラフト用品、常備薬や買い溜めしたお菓子を入れている缶など、何かの入れ物になっている缶は各皆さんの生活の中には必ず一つはありますもんね。

『いやいや、缶なんて邪魔だから中身なくなったらすてるよ。』という人もいるかと思いますが、捨ててもらっても一向に構いません。鉄はリサイクルできる素材なので、捨ててもまた新しい鉄製品に生まれ変わります。

 

再利用されるというのは
接点が増えるということ

ただ、 ”捨てられる” よりも ”残して再利用してもらう” を前提にすると、お菓子の購入者と お菓子メーカーさん や 洋菓子店さん との ”接点” が増えます。再利用してもらうことで、お菓子がなくなった後もお客さまと接点を持ち続けられるというのは、お菓子をつくる側にとって見逃せないコトだと僕は思います。

 

お菓子の缶

 

以前一般の消費者さんを対象にお菓子の缶に関するアンケート調査を行ったことがあるんですが、こんな驚きのアンケートの回答がありました。

『缶のデザインに、お菓子の名前や会社名は無いほうがいい。』

お菓子メーカーさんや洋菓子店さんから注文を受けて、その会社の名前や商品名が思い切り入った缶をつくっている缶メーカーの人間として、かなり衝撃的なアンケートの回答でしたが 確かにそうかもしれません。

『オリジナル缶をつくるんだから、自分たちのお店の名前や商品名は、目立つようにしたい!』つくる側としては当たり前の考えですが、缶を再利用する側からすると、『会社名アピールし過ぎてて、なんかイヤだわ。』とか、『せっかく可愛い缶なのに、ここに大きく描いてある商品名が残念だわぁ。』とか、そう思うこともあるってことです。

 

まとめ

ただ、こういうアンケート結果があるからといって、会社名や商品名が入っている缶がダメかというと、決してそうではなく、僕が言いたいことは、『こういう消費者の意見も確かにあるってことは認識する必要があるし、そしてまた、自分たちの主張よりも缶を使い続けてくれる人を想って缶をデザインすることが大事』ってことです。(言いたいこと長ぁ―――っ!)

お客さまの手元で長く接点を持ち続けるパッケージだからこそ、 ”相手を想うデザイン” が求められるのではないか!と、そんなことを思う今日この頃です。

 

今日もブログを見に来てくれてありがとうございます!

 

ではではまた~!!

この記事を書いた人

清水 雄一郎
清水 雄一郎
東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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