ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語 第18話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

昨日ひどいブログを書いたんですが、意外と好評で驚いたのと、さらに驚くべき事実が発覚したんですが、今日は忙しいんで、その話はまた明日にしようと思います。あ、この辺のくだり、ホントどーでもよかったですね。

さてさて、待ってた人は待ってた 待ってない人は全然待ってない 日曜日にだけ続きが読める少年ジャンプ的ブログはココのコレッ！！ということで、気付いたら18話まで来ている連続ブログ小説をどうぞ～♪

ココまでのお話はコチラ！！

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洋菓子店さんの”声”を聞くために

出来上がったデザイン缶の反応を確かめに、先輩と共に知り合いの洋菓子店さんへ向かった僕。

会社の先輩の知り合いのお店ということで、あいさつもそこそこに早速 缶を見てもらいました。

洋菓子店さんの方：

『クリスマスの缶ですね！イラストもかわいいし、サンタさん探しができるなんておもしろい♪もう少し大きい方がいいけど、お菓子の詰め合わせにも使えそう。』

僕：

『大丈夫そうですか？良かったぁ～。いや、内心なんて言われるか心配で心配で・・・。』

洋菓子店の方：

『そうなんですかぁ。でも全然問題ないと思いますよ。それに今までパッケージの選択肢に”缶”ってなかったから、おもしろいと思いますよ。』

そのあと、 少し話をさせてもらいモニターとしてお店で缶を使ってもらえることになりました。

洋菓子店さんの実情を知らない僕にとって、そのお店は話を聞かせてもらえる貴重な存在で、今でもいろいろ助けてもらっています。

その後、実際にその洋菓子店さんでデザイン缶を使ったお菓子を販売してもらい、お客さんにも好評だったという話も聞かせてもらいました。

さらに、お店の方の

『今までパッケージの選択肢に”缶”ってなかったからおもしろいと思いますよ。』

という言葉の通り、他にもたくさんの洋菓子店さんでデザイン缶を使ってもらえるようになりました。

『デザイン缶で洋菓子店さんの商売繁盛のお役に立てるかもしれない』

という僕の自信は、この時 確信に変わりました。

ただ、そんな状況にも関わらず、このデザイン缶が生まれるきっかけとなった、昔 飛び込み営業に行ったあのお店には出来上がった缶を紹介していませんでした。

そこには僕の、『あの洋菓子店オーナーさんに喜んでもらうために、もう少し缶の選択肢を増やしたい』という想いがあったからです。

かくして自信が確信に変わったデザイン缶づくりは、たった一人の洋菓子店オーナーに喜んでもらうためにさらに加速度を増していくのでした。

第19話につづく・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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