ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語 第35話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

昨日フットサルで大学生相手に試合をしたんですが、終盤の自分のスタミナのなさに、もう一回体を鍛え直さないと！って強く思いました。って、あ、39歳にしてまだ伸び代があると信じているおバカな僕の話はどーでもよかったですね。

さてさてお待たせしてるのか、してないのかよく分からない連続ブログはココのコレッ！ということで、さっそくどうぞ～♪

ココまでのお話はコチラ！！

第1話　第2話　第3話
第4話　第5話　第6話
第7話　第8話　第9話
第10話 第11話 第12話
第13話 第14話 第15話
第16話 第17話 第18話
第19話 第20話 第21話
第22話 第23話 第24話
第25話 第26話 第27話
第28話 第29話 第30話
第31話 第32話 第33話
第34話

突然やってきた”学生さん”

お菓子の缶工場の見学がしたいと、突然やってきた学生さん。

話を聞いていると、お菓子のパッケージづくりに関わる仕事がしたいらしく、何社か関連する会社へコンタクトをとっているようでした。

学生さん一人で会社に電話をかけてきて、工場見学をお願いしてきたり、実際に会社に来ていろんな質問を物怖じすることなくやり取りする様子を見て、けっこう胆の据わった学生さんだなぁっていう印象でした。

そしてさらに話を聞いてみると、僕たちが仕事でお世話になっている洋菓子店オーナーさんから『大阪製缶っていう面白い会社あるから連絡してみたら？』と、紹介されて連絡をくれたことが分かりました。

お客さまが僕らのことを紹介してくれるなんて有難いことだし、そういう”ご縁”は大切にしなきゃなぁと思いました。

ただ、今までに自社にデザイナーがいなかった僕としては、

『デザイナーさんがいればもっと面白い仕事ができるんだろうけど、やってもらう仕事もハッキリしないし実際は難しいよなぁ。』

というのが正直なところでした。

その日、一通り工場見学と質疑応答を終えて 学生さんは帰っていきました。

そして数日後、その学生さんから手描きの手紙が届きました。

そこには、丁寧なお礼とお菓子のパッケージづくりへのアツい想いが綴られていました。

お菓子のパッケージづくりが好きな人、つまり ”好き” を仕事にした人がつくる缶は、きっと手に取る人を楽しませるだろうなぁと、手紙を読みながらそんなことを思いました。

ご縁をもらったデザインのできる学生さんを僕らの会社に迎い入れるべきかどうか・・・。

思いを巡らせる2014年の秋なのでした。

第36話につづく・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

• お菓子の缶のこと2020.10.05ボンボニエール缶に込めた想い
• お菓子の缶のこと2020.05.16僕たちお菓子のミカタからのエールです
• おもしろかったはなし2020.03.12Twitterで詩を書いたら曲が生まれた話
• Web & ソーシャルのはなし2020.02.11我ながら不思議な仕事をしていると思うのだ