ただ一人を喜ばせる お菓子の缶の物語 第37話

こんばんは！菓子缶メーカーフツー社長の清水です。

毎度お待たせしております！って言いながら、ホントに待ってくれてる人はいるんだろうか…なんて、一瞬考えたりもしますが、基本的には僕が書きたいから書きます！っていうスタンスです（笑）

ということで、今週号もさっそくどうぞ～♪

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決断の矢先にまさかの事態

デザインと企画の仕事ができる学生さんを僕たちの会社に迎え入れようと決心し、満を持して入社してほしいという意向を伝えた矢先に、単位不足で卒業できないと言われて思考停止に陥ったあの日の僕。

マジかぁーーーーーっ！！

けっこう会社的にも僕的にも、けっこう大きな決断したつもりだけど、

そんなことあるのーーーーーっ！！

心の中でそう叫びながらも言葉では、

『そうかぁ・・・。残念だけど、仕方ないね。。。とりあえず、学校の勉強の方 がんばってね。』

そう言って、電話を切りました。

デザイン企画ができる人を探している時に突然現れて、これはなにか、来るべくして来た大きな縁だと思ってたんだけど、こういう結果になるってことは、縁がなかったってことなのかなぁ・・・。

そんなことを考えながらも、同時にもう一つの気持ちが沸々と湧いてきました。

『本当に縁がなかったで終わっていいのか？何か方法はないのか？』

そう思った時、ふと頭に浮かんだのは、

アルバイトでも良いから 来てくれないかな？

ってことでした。

僕も過去、単位不足で卒業できずに1年余分に大学に通っていました。そんな経験から導き出されたのは、『留年したヤツは毎日学校に行かなくてもいいはず！！』ってことでした。まさか自分の体験がこんなところで活きるなんて…。

そうやん！月～金曜のうち、何日かでもうちに来てくれたら僕らも助かるし、何よりお互い相性も確認できて一石二鳥やんっ！！

結論が出るや否や、即行で電話をかけて意向を伝えました。

僕：

『バイトで良いから、一回 試しにうちで働いてみない？』

学生のナカガワさん（仮名）

『ありがとうございますっ！是非よろしくお願いします！！』

かくして、学生のナカガワさん（仮名）改め、バイトのナカガワちゃん（仮名）が誕生したのでした。

第38話につづく・・・

この記事を書いた人

清水 雄一郎

東大阪にある お菓子の缶を創る会社 大阪製罐(おおさかせいかん)の三代目社長。自分で考えたモノを形にして、人を驚かせたり楽しませたりするのが好きです。人の心を動かすモノづくりをモットーに日々楽しみながら仕事しています。

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